夜尿症(おねしょ)について

夜尿症について
夜尿症について

夜尿症(おねしょ)で悩む子供さんが増えています。小学生高学年になっても改善せずに病院で薬をもらっている子供たちも多い様です。

では、夜尿症(おねしょ)は何か根本的な原因があるのでしょうか?

夜尿症の原因

夜尿症になってしまう原因は、症状一覧の中の『頻尿、尿漏れ』で説明している内容とほぼ同様です。

排尿のコントロールは全て脳が行っています。夜中は尿が漏れない様に、尿道括約筋を締める様に脳からの指令が出ています。そのため、正常であれば尿は漏れません。

しかし、夜尿症の子供たちはその指令がしっかりと尿道括約筋に伝わっていないことで勝手に排尿されてしまっています。

その原因は、胸椎下部(背中の少し下のあたり)から膀胱や尿道を支配する神経の出口が狭くなり、その神経を圧迫してしまうことで脳からの指令が正確に伝わっていないためです。

夜尿症の通常の治療方法

夜尿症の根本的な治療方法

夜尿症の原因は、身体自体に異常がある訳ではなく、脊椎で神経を圧迫してしまっているので、脊椎調整によりその神経の圧迫を取り除く治療を行います。

通常は薬での治療を行いますが、根本的な治療にならない上に、子供のうちから長期で薬を服用することは非常にリスクとなります。必ず根本的な治療を受けて下さい。

夜尿症になっている子供たちは、そのまま根本的な治療を受けることができない場合、大人になっても尿のトラブルを繰り返してしまうことにります。

夜尿症の子供たちには必ず早期に根本的な治療を受けて頂くことをお勧めします。薬で治療しても治ることはありません。

症例:9歳 女の子

小さな頃から尿の回数も比較的多く、おねしょの頻度も多かった。小学生になってもおねしょの回数は減らず、病院を受診。夜尿症と診断され、薬での治療を開始。

数年間、薬を飲み続けたが全く効果がなかった。薬を長期で服用したため、胃腸の不調や肌荒れなど副作用にも悩まされた。当院を受診し、脊椎調整を開始。通院4回目程度でおねしょの頻度が減少。

通院7回目程度で、夜のおねしょの量も激減。通院10回目頃にはおねしょはほとんどしなくなり、症状はほぼ回復。

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